子どもの頭は柔軟です!
ヨコミネ学習塾の学習は70分授業です。
長~い!と思われる方もいるかもしれませんが・・・いやいや大丈夫です。
授業では、個人の学習に入る前に全員で一つの課題に取り組みます。
まずは、頭の体操です!
これこそが、わたしたち講師が力を入れていることです。
答えを「覚えること」が目的ではなく、「自分の考えを自分の言葉で伝えること、
お友達の考え方を聞き、考える着眼を広げること」を目的に置き、
考えることの楽しさを実感してほしいと思っています。
先日、下記の問題に取り組みました。
皆さんも一緒に考えてみてください。
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【問題】
⑥にはどのマークが入るでしょう。
下記から選び、理由も答えましょう。
a.〇 b.△ c. □ d.◎ e.☆
① 〇
② ◎
③ 〇
④ ◎
⑤ 〇
⑥ ?
⑦ □
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生徒たちとはこんなやり取りがありました。
子どもの頭は柔軟ですね。
S君 「aの◎だと思います。理由はトラックを作るからです」
講師 「なるほど~。でも、違います。違う理由がわかる人いますか?」
Y君 「トラックだとタイヤの数が違います」
T君 「bの△だと思います。理由は家を作るからです」
講師 「なるほど~。でも、違います。違う理由がわかる人はいますか?」
K君 「家だと窓が多すぎます‥」
生徒は皆、自分で考え、間違いを恐れず発表していきます。
そしてまた、他の生徒の意見を聞き、一緒に考え、一緒に悩みます。
なかなか正解が出ない時は、講師が少しずつヒントを出していきます。
すると、1人2人と正解者がでてきます。
そして正解者は「ヒント係」になります。
Y君 「それは買い物をするときに必要です」
実はヒントの出し方も、とてもとても難しいのです。
皆さんもそろそろお分かりでしょうか・・・
答えは、aの〇です。
※理由は「お金の形」です
全員が正解すると生徒たちは笑顔で思い思いに、どのヒントでひらめいたかを話します。
自分で一生懸命考えた分、正解にたどり着いた時の喜びは格別です。
ただ、ここで学習は終わりません!
今度は問題を「出題する係」になるのです。
講師 「今日の宅習です。お父さん、お母さんにこの問題を出すこと!」
Y君 「やってみる!」
S君 「できるかなぁ・・・」
T君 「お母さん、分かるかなぁ」
生徒たちの反応も様々。
「解答者」 「ヒント係」 「出題者」
一つの問題でも立場や見方が変わるとたくさんの学習ができます。
そして何より、そのプロセスの中で「自ら気づくこと」が大切なのです。
わたしたちが考える「学び」とは、問題に対する答えを覚えることではなく、
「自らチャレンジし、失敗し、そのプロセスの中で自分自身で気づくこと」です。
そして、やわらかい頭をフル回転させたあとは、さぁ個人学習スタートです!
生徒たちは今日もまた、「ちょっとだけ難しいこと」に挑戦しています。