「本を読む」ということ
ヨコミネ式では、本読みの時間を大切にしています。
本家の鹿児島の生徒たちは1年間に200冊以上本を読む子がたくさんいます。
なぜ、本読みが大切なのでしょうか?
もちろん、より多くの言葉や知識が身につくこともありますが、
それ以上に、わからない言葉に疑問を持ち、それを知りたいと思って調べたり、
本に書かれている趣旨を理解したり、
お話の中に出てくる主人公の気持ちを考え、自分だったら・・・と想像してみたり。
そんなことを繰り返す中で、自然と理解力・文章力が身につき、
結果的に知識が増えていた、というのが読書の良いところだと思います。
文章力・理解力が身につくことで、人の話が理解できるようになるのはもちろんのこと、
自分の意見も整理して伝えられるようになりますよね。
ですから、ヨコミネ学習塾では200冊以上の本を常備して、毎回「読み」の時間を設けています。
では、最初はどのように本を読ませるのでしょう?
いきなり「本」は無理ですよね。
まずは50音ひとつひとつからです。
初めは絵が書いてある、あめの「あ」から始まり、次第に「あ」という文字だけになります。
それが理解できたら「ことば」を繰り返し学び、そして「本」へ・・・
まずは拾い読みから始めて、徐々に文章へ・・・
このとき、わからない文字をすぐには教えません。
例えば、「し」に小さい「や」でなんと読むか?
まずは、自分で考えてみようと促します。
自分で出した答えは、人から教えられたものより、ずっと記憶に残るものですよね。
そして、もうひとつ大切なことは「本読みノート」に記録することです。
きちんと最後まで読めたら、読み終わった日付と本の名前を書きます。
子どもにとっては1冊終わった!という「達成感」もとても重要なのです。
ご家庭でもぜひ、「本読み」の習慣を・・・。