大切なのは「自分で考えること」
2013.10.18
とある授業中のできごと。
先生:はい、問題です。「乗る」の反対は何でしょう?
Kくん:はい!「乗らない」です!
先生:はい、問題です。「うしろ(後ろ)」の反対は何でしょう?
Hくん:はい!「ろしう」です!
どちらも正解ではありません。
正しくは「降りる」と「まえ(前)」です。
もちろん、正しい答えは教えますが、
でも、いいんです!!!
なぜなら、彼らは「自分で考えて、答えを出している」からです。
生活の中で、たくさんの「なぜ?」にぶつかる子どもたち。
そんなときに「自分で考え、解決をする」クセをつけることが大切です。
それこそが、自立への第一歩です!
ですから、授業では、すぐに答えは教えません。
「先生、これどういう意味?」と聞かれても
「Aくんは、どういう意味だと思うの?」
と、まずは自分で考え、自分の意見を声に出すよう促します。
そんな授業をスタートしてから、早いもので半年が経ちました。
どの生徒も積極的に手が挙がるようになりました。
・・・みんな、すばらしい!!
生徒たちは、それぞれのペースで学習をし、もちろん成長してくれていますが、
全員に共通していえることといえば・・・
「声が大きくなった」
ということではないかと思います。
声が大きくなったということは、自信が持てるようになったことの表れだと思っています。
元気に挨拶ができる、大きな声で返事ができる、それだけでも気持ちが良いものですよね。
これからも、自分で考え、答えを導き出すことで、自分の「できること」をひとつづつ積み重ねていき、
いろいろなことに自信が持てるようになってくれたら嬉しいです。